災害文化事例カタログ

共助 助け合いの仕組み

災害時給水栓の設置

災害時、応急給水所の行列の分散化を図るため、指定避難所となる仙台市立の学校へ「災害時給水栓」の整備を行っています。
災害時給水栓(地上型・水飲み場型)の所在地は、仙台市水道局ウェブサイトで確認できます。

「花は咲くプロジェクト」

NHKが行う震災支援プロジェクト「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソング「花は咲く」は、作詞、作曲、歌唱を、被災地出身あるいは関係の深いアーティストが手掛けています。プロジェクト参加者の厚意により、商品の著作権料、また売り上げの一部が義援金として届けられ、被災地および被災者の物心両面の復興が支援されています。

SNSでの情報収集

発災直後から避難後の生活情報の収集においてTwitterやSNSを利用し、タイムリーな情報収集が行われました。緊急時の状況把握やリスク判断、災害時に役立つ知恵などに活用されています。
⋆出典:総務省https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc131120.html

指定避難所の整備

地震、津波、洪水、土砂災害などにより切迫した災害の危険から逃れるための緊急的な避難施設であるとともに、被災により生活の場を失った住民が一定期間滞在して避難生活をするための施設です。
小学校区に1カ所以上確保するものとし、避難するための広場と避難者を受け入れる施設を併せ持つ市立小中高等学校などを充てています。

コミュニティ防災センターの整備

地域のコミュニティ活動の拠点施設や、災害時における避難施設としての役割を持つ市民センター、コミュニティ・センターなどに、防災資機材倉庫を併設した、地域の自主防災活動の拠点となる施設です。
コミュニティ防災センターの未整備地区には、整備されるまでの措置として簡易型防災資機材倉庫を設置しています。

津波被害を最小限に抑える多重防御

3.11の経験をもとに、被災した東部地域の再生と、より強靭な地域づくりに向けた対策を講じています。
複数の施設で津波を防ぐ「多重防御」、津波から逃れる「避難」、住まいの「移転」を組み合わせることにより、数百年に一度の規模の津波にも安全・安心を確保するために取り組んでいます。

仙台版防災教育の推進

児童生徒が自ら考え、判断し、行動する防災対応力を育み、災害時に自他のために行動できる力を身に付ける新たな防災教育を行っています。
【防災教育副読本】
子どもたちの震災体験談の掲載や、緊急時の行動について問いを設けるなど、子どもたちの主体性を育む工夫を凝らしています。小学1~3年生用、4~6年生用、中学生用の3分冊からなり、発達段階に応じて理解を深めていけます。

耐震改修工事補助金

地震に強い安全なまちづくりを目指すため、「仙台市戸建木造住宅耐震診断」の結果、耐震改修工事が必要と判断された建築物の個人所有者に対し、工事費用の一部を補助するものです。
その対象は、昭和56年5月31日以前に建てられた戸建ての木造住宅です。

震災復興メモリアル事業 (震災遺構、記念碑等整備、職員間伝承)

震災の記憶や教訓、復興への取り組みを市民と共有し、世界や未来へつなげる事業です。震災復興メモリアル施設の整備をはじめ、資料・画像・映像データなどを震災復興アーカイブとして整備し、発信しています。
【メモリアル施設】
せんだい3.11メモリアル交流館
【震災遺構】
震災遺構仙台市立荒浜小学校
震災遺構仙台市荒浜地区住宅基礎

BOSAI-TECH促進事業

「仙台市経済成長戦略2023」を策定し、ICT関連企業と幅広い分野の民間企業などとの協業を創出します。イノベーションを促進するとともに、「防災×IT」(BOSAI-TECH)やドローンなどの実証実験などを通じた防災関連産業を創出し、地域産業の活性化を目指します。